愛猫を見送った後、新しい猫を迎える決心がつくまで

わが子同然の大切なパートナーである、ペットの犬や猫とのお別れ。

わが子を虹の橋へお見送りしたあと、時間をかけて気持ちが少し落ち着いてくると
「また犬(猫)との新しい生活を始めてみたいな」
そんなふうに思う方はたくさんいらっしゃいます。

お空の子からたくさんの愛情や一緒に過ごした素晴らしい時間をもらい、もともと動物が好きであってもさらに大好きにさせてくれたわけですから、当然といえば当然な心情ですよね。

しかし新しい子との生活を望みながらも、なかなかその一歩を踏み出せない人はいます。

今回はFLUFFYで可愛い女の子のMIX猫ちゃんのぬいぐるみを作られた、優しいママさんのお話を一部ご紹介させていただきます。

                             

 たった一人の家族だったうちの子が旅立ち、寂しくて寂しくて、すぐにでも保護猫を探したい衝動にかられました。

でも、うちの子の代わりに迎えるのではその仔にも悪いし、何よりうちの子への心の整理なんて何も出来ていませんでした。

こうして二人で入院して、皆さんにうちの子を認めて貰えて、ドンドン気持ちの整理が付き始めました。
うちの子はここにいる‼️
この気持ちがあれば、里親になってもこの子は怒らない。

そんな自信が付きました。

入院は年を跨ぎますしまだまだ先の事ですが、退院したらこの子の妹を迎えようかと思うようになれました。

この子に紹介出来る仔が見付かるか、新たな楽しみが出来ました。
この子がいてくれて本当に良かった。

                             

このママさんは猫ちゃんを見送った後、ご入院の予定があり、ぬいぐるみはなんとかその日までにお届けすることができました。

完成したぬいぐるみの猫ちゃんも一緒に連れてご入院され、そのぬいぐるみ猫ちゃんを見た他の患者さんとの楽しいやりとりやお嬢様と久しぶりにお会いしたお話もお伺いしましたが、とても明るく前向きに過ごされている様子にすごくジーンとしてしまいました。

大切にされた子と飼い主さんの間には、お空に行ったあとも、目には見えないけれどなにかしらの太い絆のようなものがあるのではとやっぱり思います。

一緒に過ごした日々やその絆は何があってもなくならない。

そしてお空の子はなんとかしてママさんやパパさんに笑ってほしいと、心の底から願っているはずです。

(新しい子との出会いももしかしたらお空の上から取り計らってくれている可能性すらあります^^ そんなお話もよく聞きますよね)

だけどこちらとしては、実際そこにいなくて寂しいし、いないのに新しい子を迎え入れて可愛がることはすごく後ろめたい気持ちになる… まるで大切なその子を忘れてしまったようで。

その気持ちも痛いほどわかります。

そんなときに、わが子そっくりな姿のぬいぐるみが「たしかにここにいるよ」とちゃんと形を持ってそっと教えてくれていたら。

わが子を亡くした飼い主さんの気持ちが少しでも楽になることを、そして動物との素晴らしい日々を再開できることを、願ってやみません。

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